桜はとっくに散ってしまいましたが・・霞桜ネックレスができるまで
桜はとっくに散ってしまいましたが・・今日は、「和柄シルバーネックレス 霞桜ネックレス」の制作工程をアップしてみたいと思います。
「和柄シルバーネックレス 霞桜ネックレス」は、和柄のシリーズのアクセサリーの中で、
一番初めにデザイン、制作した、いわゆる「和柄えす」の一番軸となる商品になるかと思います。
要するに、「和柄えす」のイメージ商品です。
「霞」を表現した★メルト部分は、あらかじめ先に構図に合う様に施しておきます。
★メルトとは シルバーを半溶かしにして、質感の違いを出す技法の事を言います。
シルバー950の銀板に、「霞桜」の透かし彫りを施します。
各パーツを作ります。素材はシルバー950です。
霞桜の透かし彫りの「表面」、「裏面」、間に隙間を作る為の「角線」これらを順番にロウ付けしていきます。
角線は合わさる角を45度に削って、ぴったり合う様に仕上げておきます。
酸素バーナーを使ってロウ付けをしていきます。
火を使っている時は、自分で写真が撮れないので割愛します。(^^;)
ロウ付けした面です。この様に銀ロウ材が溶けてぼこぼこしています。
凸凹のロウ付け面を、荒目のやすりで削って、平らにしていきます。
とりあえず、バチカンをロウ付けします。
その前にあらかじめ、その面は平らに削って整えておいて、
後々の磨きをしやすく前処理。
そしてバチカンを通し、裏側からロウ付けして繋ぎます。
ロウ付けした際に出来てしまう酸化被膜は、希硫酸(薄めた硫酸)で除去し、キレイにします。
ここから全体的に、ロウ付け面をやすりで削り、裏表順番に磨きをかけ、仕上げをしていきます。
最終的にいぶしをかけたり、ヘアライン仕上げにし、中に革(皮)を入れます。
中の革(皮)は、No.15 白×紺の蛇型です。また違った、渋めの雰囲気の桜になります。
長々となりましたが、大体この様な感じで、「霞桜ネックレス」は制作されていきます!(^^)