オーダーメイド SILVER950 マネークリップ <菊と流水>
大分秋が感じられる様になってきました~。
ようやく外に出て歩きたいと思える様になってきて嬉しく感じているこの頃です(^o^)
これまで暑すぎて外に出ていなかった分を取り返して体を動かしたいなと思います!
今回は先日ご依頼を受けたオーダーメイドのマネークリップを制作させて頂いた時の事をご紹介します。
とりあえずこのマネークリップ・・千円札と比べてみると判りますが、かなり大きいのです!
マネークリップは今までも制作をした事はあるのですが、ここまでずっしりとシルバー950を使用した重厚感のあるマネークリップの制作は初めてなので、どんな感じになるのか楽しみの半面、初の試みに少々心配な面もあり、結構神経を使いました。
というのも、この↓広範囲に渡る菊と流水の絵柄、そして周りを一周ぐるりと囲む枠は全てレーザー彫りという贅沢な仕様となっております。
最初にお客様が頭に描いていらっしゃるご希望を色々とお伺いしながら、それに対して私が考えられる制作方法をいくつかご提案させて頂きました。
それから画像などをふまえつつご相談をさせて頂き、お客様のご希望を叶える為の色々な方法を考えてみた結果、今回の場合は絵柄部分は全てレーザー彫りでいくのが一番ベストではないか・・?という事でその線でお見積りを取る事になりました。
今回かなり広範囲の絵柄をレーザー彫り業者さんにお願いするのにあたり、一体おいくら位かかるのだろうか・・(;・∀・) とりあえず大体の構図とイメージをお伝えしてお見積りを出して頂いた所・・ンンん・・(~_~;)ですよねぇ~といった金額。
今までのレーザー彫り加工を施したデザインのアイテムは、ほとんど指輪だったので、これだけ広範囲の場合はそりゃあその位はしちゃいますよねぇ・・と言った感じの金額でした。
更には無垢のシルバー950をふんだんに使用しての制作となると、当然なかなかのお見積り金額になってしまいます。
正直、マネークリップに対してこのお見積り金額というのは大丈夫なのだろうか?と、制作する私が少々心配になってしまいましたが(笑)お客様の方でOKが出まして Σ( ̄□ ̄)やらせて頂く運びとなりました!
制作の流れとしては、絵柄のデザインからトレースまではこちらで準備をして、そのデータをレーザー彫り業者さんにお渡しします。
そして今回の場合、マネークリップの状態に加工する前段階の一枚の平らな銀板を磨いた状態で業者さんにお渡しして、その板状のままレーザー照射をして頂く事になります。
それが全て終わった後からマネークリップの形に加工していかなければならないので、それを万が一失敗をしてしまったら・・と考えると・・制作の時は大分緊張しました~。(~_~;)
心配な点として、縁をぐるっと一周取り囲む枠線が、二つ折りに一気に曲げる際に歪みが生じてしまう恐れがあったのと、地金にヒビが入らないかというので、やってみないと判らないその作業が一番気を使いました。
迷わずいけ!!!と自分を鼓舞しながら一気にいきました。(笑)
その前にもちろん何回かシュミレーションをして(笑) かなり緊張しましたが、とにかく無事に仕上げる事が出来て良かったです。
デザインに関しましては、言葉でお伺いするよりも視覚の方がイメージの共有がしやすいと思いまして、お客様になんとなく思い描いておられるイメージを簡単なラフ画にして頂きました。
これを元に私の方で想像を膨らませて、お客様にいくつかのデザイン案をご提案させて頂く形をとらせて頂きました。
いやあそれにしても、色々な意味合いで私の中のマネークリップの概念が全く違ったものになる位のインパクトのある作品を制作させて頂きました!
とてもいい経験をさせて頂き、大変勉強にもなりました。
この度は誠に有難うございました!(^0^)
<ご注文詳細 >——————————————————-
【オーダーメイド マネークリップ 菊と流水 シルバー950】
・素材・・シルバー950 /幅45ミリ/厚み1ミリ/表側長さ約55ミリ/裏側長さ約72ミリ