こんな感じで作ってます・・霞桜リング革(皮)入り 制作の流れ

霞桜リング革入り

どこもかしこも、桜が満開です!!!  \(ー□ー)/

それにちなみまして、今回のブログでは【霞桜リング 革(皮)入り】の制作の裏側を、簡単にご紹介させて頂こうと思います。

霞桜リングというのは、桜の透かし彫りを施したコレです。↓

 

 

こちらのリングは、透かし彫りの桜の絵柄から、革(皮)の様々な色と質感を楽しむ事が出来るのが特徴です。

なので、革(皮)を入れる為の隙間が必要となる為、指輪の内部には空間があります。

 

それは二枚の銀板の間に、革(皮)の厚みに合わせたサイズの銀角線を、両サイドに挟んでロウ付けする事で空間を作っています。

桜の透かし彫りは、糸鋸でひとつひとつ丁寧に描いていきます。

 

 

 

 

 

 

少々補足させて頂くと・・

8.から9.では、ロウ付け作業で出来た酸化膜で黒くキタナイ状態のものが、なぜか急に白くキレイになっています。(笑)これは、↓の水で何十倍も薄めた希硫酸で少し煮る事で酸化膜がとれます。

硫酸を薄めたもの

硫酸を水で薄めたもの

 

作業の途中で出てくる銀角線とは、シルバーをバーナーで溶解して銀塊を作り、なんどもハンマーで叩きながら地金を締めつつ、なましつつを繰り返し、1.2ミリ、1.3ミリなど、サイズを分けて、何度もその太さになるまでローラーで引いて、なましてを繰り返し、制作します。これもなかなか骨の折れる作業でして・・・。

夏は汗だくです。

 

ざっと簡単に説明させて頂くと、霞桜リング革入りは、この様な流れ、工程によって制作されています。

ものすごく簡略化されておりますが。(笑)

 

だってとにかく、作業をしながら写真を撮るのが難しいのです!(ーー;)

バーナーでロウ付けする時などの、両手を使う作業では撮れないので、目線カメラとかあったら便利だな~と思いました。そうすれば、もうちょっとイイ写真が撮れそうなのに・・。(ーー)

ちょっと本気で検討してみます。。。